オーディオ雑学


 始めに、オーディオはどれだけの物が必要か?ここが第一のスタート地点です。
 ホーム・オーディオの世界では、100万なんて当たり前で、1000万を超すものは当たり前のような世界です。でも、そんな物は我々一般人には無縁の物です。
 とことが、カー・オーディオはハイ・エンド・オーディオと言っても、100万くらいで出来たりします。比較すれば、全然無縁とは思いませんが、それでもそれは病気だと思う人間がほとんどだと思います。
 次に、カー・オーディオのそんなにお金をかける必要があるのか?例え、一万円でも。
 何故なら、車の中はオーディオを聞くのに、非常に悪い環境と言われてます。どんなにがんばっても、ホーム・オーディオみたいにはならないと。あまりにも、ノイズが多すぎるからです。エンジン音、タイヤ・ノイズ、その他街の音やら、他の車の音。
 しかし、実際に私はホームもありますが、オーディオに向かい合う時間も気持ちもありません。だから、音楽は車の中で聴くものとほとんど思ってしまってます。家ではTVもあるし、車では運転しながらTVは見れないので必然的に音楽を聴きます。
 だから、私の場合はカーオーディオが非常に大事ですし、少なくとも悪い音よりは良い音が良いに決まってます。
 S2000の場合は他の車よりももっと環境が悪くて、S2000のオーディオにお金をかけるなんて、馬鹿馬鹿しいと言う方もいると思います。
 しかし、オープンの状態なら、まだそれなりに納得も出来るかもしれませんが、クローズドなら多少は良い音が出る可能性もあるわけです。少なくとも遮断されている訳ですから。
 純正の音が悪いと聞きますが、私は純正も満更ではないと思っています。まあ、良い物と比べたら仕方ないレベルですが、純正は純正なりのフル・レンジの聞きやすい音が出ていると私は思います。
 例えば、セルシオなんかは非常にオーディオにお金をかけています。それは静かな車だから、それなりに誰もが納得出来るかもしれませんが、スピーカーなんてマークレビンソンを使用しているのです。
 マークレビンソンって言ったら、車の世界ではロールス・ロイスかフェラーリみたいな物です。
 だから、S2000もセルシオみたいに静かになるようにトライすれば良いのですね。でも、それは無理なのは私も分っています。
 気持ちの問題かもしれないけど、防振をすれば、現状よりは良くなる理屈です。まあ、深くは追求しないでください。でも、確かに変わります。
 防振が出来れば、高音、低音と今までよりも確実に音が出てきます。どこまで出来るかは問題ですが、少しセルシオに近づく事になります。少し。
 次は、スピーカーを鳴らすのに、少しでも良い環境を作ってやることです。不快な反響音を取る事や、余計な振動を制御すれば、スピーカー自体の音が出てくるわけです。
 ただし、制振ってのは非常に難しく、やりすぎると全然響かなくなって、一つ間違うと最悪の結果になります。まあ、その場合は制振材を取り除けば良いのですが。
 さて、S2000の場合はそれでもエンジン音がうるさくて、回転上昇や、マフラーを交換した場合等は音がかき消されてしまいます。
 少し、音が良くなってきたのにやっぱり駄目かなっと思ってしまう場合も多々ありますし、オープンの時などは、オーディオが鳴っていたのも忘れてしまう事もあります。
 まあ、HONDAのエンジン音が最高の音楽だと言える方はそれでも結構ですが、なんとかならないのかな?と思う方には、アンプの増設をお勧めします。
 これは、パワーをかけるという事ですね。ターボ・チャージャーみたいなものです。確かにアンプでも音は変わりますが、今回は音質ではなくて、音圧を上げるのです。
 そうすれば、音も厚くなり、もちろん音も良くなりますが、とにかく力には力で対抗する訳ですね。
 私は、S2000の場合はもちろん音質も大事ですが、音圧がキーポイントだと思います。
 S2000のオーディオ・システム上の問題として、リモコンがあります。これに対応した方法をもう一度説明をしたいと思いますし、リモコンを殺した場合の初歩のアドバイスもしたいと思います。

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