2006/11/24 MOTEC vol.2
下記blogからの引用です。


今日は車が戻ってきました。3日間D-DREAMに車を預けていました。
今だからあえて言いますが、最初パワーが上ったと喜んでいたのですが、それはそのはずでロス馬力まで入れてあったのです。

それが分かったのも荏田でパワーチェックしたからなのですが、理想空燃比で渡辺さんが調整してくれて、としも満足していたんですが、徐々に乗ってなれてくると4スロにいろいろ惑わされていたものが拭き取れてきて、それなりの不満があったのを渡辺さんにぶつけてしまったのです。

いろいろ説明してくれるものの、としは全然納得行かないので渡辺さんもかなり困った様子でした。多少のピークパワーが減っても中間のトルクがあった方が早いと言うのですが、まあTC1000でもタイム更新出来たし、それはそうなのかもしれないけど、全然納得出来ないので結局再調整をすることになりました。

でも、渡辺さんは武器が1つ欲しいと言うのですが、個人的には現状でがんばってもらわないと納得出来ないので、とにかくかなり困らせてしまった模様です。

最終的には、空燃比計を装着してまずMOTECにフィードバックさせて、理想空燃比からパワー空燃比にしたことでしょうか。

荏田でのパワーチェックで
MAX POWER213.2ps MAX TORQUE 19.3

みなとみらいでは
MAX POWER213.3ps MAX TORQUE 20.0

のデータ基準が残っているのでそれに対抗してもらいました。
単純に言えば、妥当無限ECUって形が見えてきました。

としはとしで無限ECUに合わせてそれなりのモディファイを行ってきたことが逆に言えば、上手く出来すぎていたことも実証された訳ですし、無限のECUのレベルの高さもかなり分かった気がします。
元々無限は最初S2000が出た年にS耐でかなり追い込んできたようで、多分そのデータがかなり反映されえいるのでしょう。

そんな訳で今回ロス馬力なしで最初にパワーチェックした結果が
MAX POWER207.6ps MAX TORQUE 20.2

MAX TORQUEは増えていましたが、パワーは6ps減だったようです。

今回はSSM26にリンクしていますが、GRIDと言う結構安くそれでもボッシュのセンサーを使用しているAF計を渡辺さんが探してくれてそれを使用してフィードバックさせて、尚且つロガー機能もMOTECに追加して今後の対策を考える事にしました。

そんな訳でかなり困らせてこれ以上は絶対に無理だと言うまでがんばってくれたようです。かなりお疲れモードでした。(笑)
まあ、それでも渡辺さんなりにかなりのデータが取れたのでかなり勉強になったと言われたので個人的にもかなりの安心感を得ました。

そんわ訳で最終的は
MAX POWER214.8ps MAX TORQUE 20.8までがんばってくれてとりあえず限界付近まで来た感じです。
何だかんだ言ってもフィードバックさせているので、どんな状況でも理想的な空燃比になるのがありがたいと思っています。追い込んでいるようで実際にはいつも安定するようになった事を付け加えておきます。

ただ、今回いろいろとテストしてもらって分かった事は無限ECUの優秀さと純正のインマニの特性やら無限エアークリーナーの優秀さもデータも見ると理解出来ます。
4スロの弱点でもある低域に関しては3,500回転付近で1kgの差があります。またインマニ内やら無限エアークリーナーの容量の問題で8,500回転からの落ち込み量は4スロに不利な事が分かりました。
ただ、実際3,500回転付近はサーキットではほとんど使用しない領域で日常的に需要な部分ですが、逆にその付近は燃費を考えた燃調にしてくれたようです。逆に5,000回転から上はほとんど1kgに差で全て無限ECUを超えているのでVTEC POINTは5,800回転に戻して調整してもらいました。それでも5,200回転から5,400回転は以前のVTEC POINTが5,100回転の時には劣っていますが、5,400回転から上は十分に前回までを上回り、無限よりも1kgのトルクは絶対に価値ありだと判断しました。

とにかく4スロのレスポンスは最大の魅力だし、無限ECUのパワーも超えたし、とにかく結構満足出来ました。
後は、ハイカムを入れてよりエンジンそのものが空気を吸ってくれるようにすれば間違いなくハイカム以降はパワーが上るようなのでこれは来年以降の課題にしたいと思います。
そうすれば始めて4スロのメリットが出てくるみたいです。