計測結果


補正後

 今回のパワーチェック補正後のデータです。数値的には残念な結果と、多少の疑惑はありますが、今後の参考になります。
 まず、補正後の数値ですが、温度等に合わせての補正だそうです。何故、0.95かけたのかは分かりません。
 ノーマルのHONDA技研からのデータよりかなり下回ってますが、ここでのノーマルS2000の計測データでは、大半が180psとかのかなり低い数値なので、機械の計測がかなり辛いのではないかと思ってます。実際、ノーマルGT−Rが230psなんだからこのデータも仕方ないかもしれません。
 やはり、ダイノパックでないと、駄目なんでしょうか?
 計測中の出来事ですが、ここの計測器ではS2000の場合8000回転以上で2回ほど計器の針が飛んでしまいました。
 これについても、多少の疑惑はありますが、ここではS2000はかなり上まで回るので仕方がないとの事。
 この話もグラフで8000回転以上で線が途切れているのを確認出来ると思います。

補正前

 こちらが、補正前のデータです。一般的にはここでいろいろなロスがあるので逆にこの数値に1.2〜1.3をかけるのが普通かと思います。そうすれば253.5psでまあまあの数値かと思いますが?
 まず、どっちでも良いですが、パワーのグラフを見ていただくと、5000回転から6000回転にかけてパワーの落ちがあるどころか、逆に線が上昇気味だと思います。ここはノーマルだと弱冠下り気味になるところです。
 また、6000回転から線が急に上がるのが分かりますがここからがVTECに入るところです。ノーマルS2000では、5000回転から6000回転までで一瞬回転が落ち込むのでVTECの段差がはっきりしますが、これも好みの問題なのでどれが良いのかは分かりません。

補正後

 上の表でも良いのですが、トルクは2500回転から6000回転までの間でトルク変動がちょうど1kgです。と言うことはその間では非常にフラットな感覚でエンジンが回ると言うことです。また、こちらの数値でも5000回転から6000回転の間でトルクの上昇が見られると思います。
 純正のピークトルクは6830回転だったかな?ちょっと忘れましたが私のSは多少下側でピークを向かえます。
 また、ピークの6500回転から8250回転までの間でトルクの落ちがやはり1kg以内ですが、ノーマルのS2000はもっと急激に落ちていきます。逆に考えれば落ちが少ないと言うことは、伸びがあるということです。

まとめ

 この結果からエンジンの変化はあるていど認められると思います。実際N.SEVなしで計れば比較にはなるのですが、このデータでは疑惑もあるので計る気にはなりません。
 今後はダイノパックで計測してみたいと思います。
 それにしても、グラフの流れは非常に重要で、基本設定や何やらで、きっとグラフの横の数字が上がるとは思いますが、グラフの線の流れはそんなに変わるとは思いませんので、今回の計測は非常にやって良かったと思います。