サスのセッティングの順序


1.  第一に決めなければならないのが、タイヤです。
  • 16インチでいくのか?
  • 17インチでいくのか?
  • Sタイヤを装着するのか?
  • ともかく履くタイヤの種類と銘柄だけは確実に決めておいたほうが、いろいろと悩まないで済みます。サイズや空気圧は微調整と考えても良いと思います。
2.  さて次はタイヤに見合ったサスをチョイスします。基本的にスプリング・レートが非常に重要だと思います。
 確かに、スプリング・レート高いからと言って、乗り心地が硬いとは言えませんが、でもレートが高い方がやはり硬くなる確立は高いと思います。
 もちろん、メーカーの考え方にもよると思いますが。
  • 16インチには、5〜6kgくらいのレートが限界かとも思います。
  • 17インチには、8〜10kgくらいかな?
  • Sタイヤには、12kg以上とか、14kg以上とか、16kg以上とかいろいろな意見を聞きますが、山野脚は10kgと12kgで山野さんは問題ないと言ってます。
3.  2でスプリングの重要性を書きましたが、上記で書いた事はあくまで目安で、もし不満等あれば、最初に微調整するのはあたりまでですが、やはりプリロードだけでは限度もあるし、やたらに車高が高くなったり、低くなっても良くないので、スプリングの交換が大事になってくるようです。
4.  次にするのが実際はなかなか素人では出来ないのですが、ストロークの変更です。
 ストロークとはショックの長さです。ショックが長ければ、追従性やら乗り心地等も良くなります。逆に遊びが多ければ、納まりが悪くもなってしまいます。
 1cmも短くすれば、かなり硬い印象にもなります。その為にテンダースプリング等もあるのですが、この辺は本当に素人では難しいのが現状で物本のアドバイザーが必要な部分です。
5.  次にショックの減衰力の調整になります。
 この段階でオイルの硬度を換えるなり、セッティングを換えるなりするのです。
 いわゆるに、ショックの追加装着されている減衰力はあくまで微調整と考えた方が無難です。私が言っているのはオーバーホール等での変更です。
 1と5では確かに硬さが換わりますが、大まかなスプリング・レートの変化には追従してくれいのが現実です。
6.  上記のように1〜5まで書きましたが、これは走る場所等も重要な要素になってきます。
  • 首都高
  • 事務化
  • サーキット(コースまでも選択)
  • 街乗り
7.  また、走り方でも変わってきます。
  • タイム
  • コントロール性
  • ドリフト
8.  季節でも。
9.  まとめになりますが、サスはあ非常に奥が深くて、永遠のテーマでしょう。
 季節が変わり、腕も変わり、走るシチュエーションも変わっていく可能性があります。だから、必然的に好みも変わってきます。
 車にとって、非常に重要な剛性が落ちてきても車の動きが変わってしまいます。
 先日、土屋圭一さんがGTカーの話をなさって、レース車両のNSXでさえ2年でおしまいだそうです。理由は剛性が落ちてくるから。
 1mmで変化していた車が2cm車高を動かしても、変化しなくなってしまうそうです。ボディー剛性とはそれほど重要な要素だそうです。
 としがSに敏感なのも、たくさんの補強や、ブッシュの強化によるところが多いのかもしれません。
 まあ、1番大事なのは車が好きで、楽しくコントロール出きれば最高なんでしょうが。

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