山野足のファースト・インプレッション


 まず最初に、これから書くことは私の独断と偏見ですので、としが書いたからなんてクレーム受けつけませんからね。
 まあ、お近くの方がいらっしゃって、山野足を試乗したいなんて方がいらっしゃいましたら、喜んで協力しますので、レスください。遠くの方でも来られれば構いませんがね。

 まず、純正の乗り味に不満があったわけではありません。純正は確かにロール感多いのですが、それでもグリップしてますから、ただ、どれくらい正確にトレース出来るかと聞かれれば・・・・。
 問題は車高でした。それも純正の車高なら問題なかったのですが、リアの軽量化のおかげで、まじに見た目のバランスが崩れてしまいました。だから、乗り味はそのままでリアを下げれば。
 それなら、BSSキットが良かったのですが、あまりにも能がないので、山野足にしました。

 最初に乗って、やはり当りの柔らかさには驚かされました。ある意味、皆が言うしなやかって言葉ですか?とにかく高級感もあります。特にリアはそれを感じますね。
 まず、道路のうねりみたいなものは、ほとんど感じさせません。これは純正よりも上です。非常にフラット感があります。また、対抗車線との区別をさせるギザギザした線ありますよね?あれも純正みたいにジャラジャラ音たてないで、コンコンとほとんど感じさせないくらいの感じです。
 また、段差なんかもスーと、吸収しようとしているのが、感じられえます。ドン、なんて事はありません。
 まとめて言える事は、とにかく当りは柔らかいって事です。山野マジックかビルシュタイン・マジックですね。

 さすがに、道が悪い場所ではガタガタします。まあ、純正とは違うガタガタ感ですが、これは気持ちが良いものではありませんが、たいていの硬い足は仕方がないので、これが全く我慢がならないって方は車高調整等の交換は止めたほうが良いと思いますね。

 走りの印象は、まだ慣れないせいもありますが、ちょっと私には怖い気配があります。安心感が足りないのですね。ただ、プリロードが前後とも、3mmくらいだそうなので、これはセッティングの変更が必要ですし、実際すでにやってしまいました。
 現在のセッティングが良いとか、悪いとかは、それは個人の趣味の問題なので、いじれれば何とでもなります。
 個人の趣味として、フロントとリアが同じ硬度のスプリングを使うのは好きなのですが、なんとなく腰砕けしそうな気配を感じるようなのは好きではないので、そのあたりも山野足の利点ではないかと思います。

 セッティングも少しづつ公開していきますが、最初に書いたちょっと怖い印象を削除するためにまずリアを3mm弱落しました。
 これでかなりバランスが取れてきましたが、逆にスプリングだけ交換したようなふわふわ感も増えてしまいました。
 これは、多分プリロードが気持ち足りなくなったのだと思います。ただ、前後のバランスは以前よりも良くなったので、かなり踏みこめるようになりました。
 最初にフロントを上げなかったのは、もしかしたら初期がありすぎてしまう可能性も考えたからなのですが、リアのプリロードの限界も分かったので、それはそれで良しとして、キャスター等で対策も出来ますので。

 山野足のあたりの柔らかさはノーマル・ブッシュを利用しているも原因のひとつだと思います。これは、ブッシュの淵を切るのですが、皆さん知ってました?これは、スプリングの径が違うので必要な作業なのです。これは、後でまた画像で公開します。
 ただし、この恩恵の為にダイレクト感はやはり薄れてしまいます。いろいろなサスに乗りましたが、この点が特に他のサスとの違いだと思ってます。
 クワンタム、無限、アラゴスタ、TEIN等との違いです。だから、これをどう利点に換えるかも課題だと思いますが、これはキャンバーで追いこむ事になるかもしれません。

 とりあえず、まとめになりますが、1番残念なのは山野さんのセッティング・データがないと言う事です。路面から640mmとか、645mmとか、まあそんな事言っても、ちょっとした違いで変わってしまうのですが、推薦キャンバー値とかない事です。
 ただ、いろいろとデータはありますので、その辺を探ってみようかとは思っています。

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