山野足装着後のキャンバー調整


キャンバー調整 at ベルノ日吉店
 本日、キャンバー調整しました。時間をかけすぎて、いろいろ悩むのも問題ありだから、先日のセッティング状態です。
 日記を見直してくれたかな?山野足の調整日記のままではなくて、その後微調整したんで。
 ベルノには、予約の時にいろいろ話をして、自分の意見をいろいろ言って、結果的にはやはり乗車時キャンバーで調整してもらいました。
 時間的には、セットアップに三〇分、調整に1時間、片付けに三〇分で合計2時間くらいでした。
 値段は測定量が7,200円で、1箇所1,500円だそうですが、S2000は調整個所が多いので、1輪2,500円で合計17,200円でした。ディーラーでの調整は規定値の問題とかいろいろあるようですが、きっちり話しをすれば対応してもらえました。
 値段も安い方だと思います。また、調整担当者はなかなかの腕で非常にバランスの取り方を心得ていて、驚きました。
フロント・左 フロント・右
356mm 361mm
リア・左 リア・右
328mm 331mm

 上記がちゃんとした、フラットの場所と言うか、調整台の上での車高です。測り方はホイールのセンター付近から測るので、私の計測とは違いますが、問題は誤差範囲です。
 それと、ちゃんした機械で測り、データもコンピューターで表示されるので、思いっきり正確です。

フロント・左 フロント・右
631mm 635mm
リア・左 リア・右
636mm 639mm

 ちなみに、私が以前計測した、現在よりも前後で1回転多い車高状態ですが、誤差は気持ち程度なので、私の計測も満更ではないでしょう?
乗車後 乗車前 乗車後 乗車前
フロント・左 フロント・左 フロント・右 フロント・右
356mm 356mm 358mm 361mm
リア・左 リア・左 リア・右 リア・右
326mm 328mm 327mm 331mm

 比較の為に乗車前もいっしょに書きました。私が計測した時と同じように、左フロントは変化ありませんね。また、乗車後の方がフラットなのもわかると思います。
 よって、としはSの中に1時間いることになったのです。
FRONT WHEEL
LEFT RIGHT
TOTAL TOE +1,0mm
CAMBER -0°42′ -0°10′
CASTER +6°10′ +6°42′
REAR WHEEL
TOTAL TOE +7,5mm
CAMBER -2°02′ -1°41′

 これは乗車時ではありませんが、キャンバー測定のデータです。
 スペアタイヤを元に戻して、左右を整えて、前後バランスを取ったらこのありさまです。かなりバランスが狂っていたのか?とにかくこの位違ってました。
 この計測後、車に乗ったまま、少し話をして、結局フロント-1°リア-2°にして、トウは0にと希望しました。
 個人の好き、嫌いはありますが、としは+トウが好きではないのですね。車が巻き込む特製は嫌いなんです。トウ・アウトって事は極端言えば、カウンターステア状態と同じで、それだけ踏みこめる可能性があるんですね。ちなみにリバースの強いポルシェはトウ・アウトに調整する傾向があるのです。ただし、確りキャンバーを調整しないと、ピクピクして乗りにくくなりますので。
FRONT WHEEL
LEFT RIGHT
TOTAL TOE -0,0mm
CAMBER -1°00′ -1°02′
CASTER +6°09′ +5°54′
直進位置 0°01′
REAR WHEEL
TOTAL TOE 2,9mm +5,8mm 2,9mm
CAMBER -2°00′ -2°00′
スラスト角 -0°00′

 このようなデータです。まあ、S2000の許容範囲内なので、間違いなく問題ないです。純正ショックでもこの値は出るんではないでしょうか?
 ただし、乗車時キャンバーなので・・・・。
 さて、面白いのがこの後上のデータから、私が車から降りた時のデータです。

FRONT WHEEL
LEFT RIGHT
TOTAL TOE -0,4mm
CAMBER -0°34′ -1°21′
CASTER +6°09′ +5°54′
REAR WHEEL
TOTAL TOE 4,6mm +5,9mm 1,3mm
CAMBER -1°49′ -1°57′
スラスト角 -0°09′
 このデータは山野足装着後に測ったデータです。純正からショックを交換した段階でのデータですので、ポン付け状態です。
 さて、上のデータと比較してみると、同じ傾向なのをわかりますか?こう考えてみると、私は以前キャンバー調整をディーラーで依頼したことがあったのですが、この時は軽量化もしていませんでした。でも、ここまで違う訳ないので、きっとメカニックが気をきかせて、乗車時でキャンバーを計測してくれていたのかもしれません。だから、調子良かったのかな?

FRONT WHEEL
LEFT RIGHT
TOTAL TOE -7,7mm
CAMBER -0°54′ -1°29′
CASTER +6°26′ +5°50′
REAR WHEEL
TOTAL TOE +5,4mm
CAMBER -2°11′ -2°44′
 それでは、もう一度乗車時キャンバー調整後に私が降りた時のキャンバーのデータをむ1回見てみます。
 私が降りたのに、右フロント・キャンバーは多くなってますね。逆に左が減ってます。これは、私が降りた事によって左に傾いたのですね。

FRONT WHEEL
LEFT RIGHT
TOTAL TOE -0,4mm
CAMBER -0°34′ -1°21′
CASTER +6°09′ +5°54′
REAR WHEEL
TOTAL TOE 4,6mm +5,9mm 1,3mm
CAMBER -1°49′ -1°57′
スラスト角 -0°09′
 さて、ここで仮説で遊んでみます。
 もし、何々だったら。(ドリフターズ風)
 まず、もし乗車時でキャンバーを取らないで、その後乗車したら。

FRONT WHEEL
LEFT RIGHT
TOTAL TOE +0,4mm
CAMBER -1°26′ -0°39′
REAR WHEEL
CAMBER -2°11′ -2°03′
スラスト角 +0°09′

 あくまで、仮説で数字遊びですが、こんな感じになってしまう可能性が出てきます。こうなると、キャンバー調整なんて、どうでも良い気がしてきますよね。
 まあ、同じくらいの人間が二人乗ればバランスが保たれるとは思いますが。
 さて、次はもしも、純正ショックだったら。
 まあ、ショックも山野足の倍動くからどうなるのでしょう?これはあくまで仮説ですので。

FRONT WHEEL
LEFT RIGHT
TOTAL TOE +0,4mm
CAMBER -0°56′ -0°09′
REAR WHEEL
CAMBER -1°41′ -1°33′
スラスト角 +0°09′

 これは、あくまで山野足の変化をそのままに仮説したものですが、純正ショックの動く幅はこの2倍はあるので、もうめちゃくちゃでしょう?
 こうなると、キャンバー調整もあったもんじゃないですよね。
 とりあえず、皆の参考になればと思いまして、いろいろデータや遊びもしてみましたが、車なんてこんなもんなんですね。
 だからって、純正が悪いのはないのでね。後は、それぞれの責任で調整するなりしてくださいね。
 真っ直ぐ走らないとか、右と左の曲がりが違うのはこのデータをみれば、一目瞭然ですよね。

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