図1 | 図2 | |||||||||||||||
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図3 | ||||||||||||||||
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図1と図2はトレッドのセッティングを考える(車高)で使用した図です。先の項では単純な比較をしましたが、ちょっと進んで路面への力の方向を考えた図です。 コーナーリング時の応力を利用して、タイヤを路面に押し付けてタイヤグリップを稼ぎ出すします。 図3のように重心位置が同じ場合、トレッドを広げた時には横方向の力が増大します。下向きの力は同じですね。 つまり、トレッドを広げた場合、横に逃げる力が増大し、横スライドが発生しやすくなる訳です。 フロントであればアンダーステア、リヤなら横スライド量が多く(オーバーステアの動き)なります。 よって狭くすればコーナーリング時にタイヤを押し付ける力が大きくなりますが、限界があります。 結果的には、狭くてグリップが逃げたり、広くてグリップが不足する事の無い、ちょうど良い所を探り出す訳です。 |