最終山野足セッティング


車高 その1
 山野足だけではありませんが、基本的に車高を考えた場合は一般的な車高調整機能付きの物は、やはり車検をクリア出来る高さを確保するように多分設計されていると思うし、普段の使用でもあまり低いと不便なのである程度、ジャッキアップポイントで90mmは確保するべきだと思います。
車高 その2  
 単純にS2000の場合はやはり前後バランスがフラットにしたほうが安定すると思います。
車高 その3
 その1、その2から車体誤差はありますが、路面からフェンダーの上までを計測すると、フロントで635mmから640mm、リアで620mmから630mmくらいが目安になると思います。
 ちなみに、としはフロント638mm、リア624mくらいで前後ほぼフラットな感じです。
車高 その4
 どの状態でセッティングするかを決めるのが結構重要だと思います。
 単純に言えば、荷物やスペア・タイヤの有無・・・。これによって、前後のバランスがかなり変わってきてしまいます。
 普段荷物を積んでいるのに、サーキットでは荷物を降ろすと、リアが下手したら5mmくらい上がり、前荷重になって、オーバーステア傾向に変わってしまいます。
 それがそれで走りやすければ構わないのですが、それでマイナス要素もありうるわけでよく考えて最終的なセッティングを試みてください。
バランス その1
 としが思うには、ある程度基本的な車高やバランスを整えてから、自分の好みに振り分けるのが一番の早道ではないかと思います。
 フラットがニュートラルならば、前傾斜は曲がる方向へ進みます。
初期反応 その1
 比較的プリロードがかかっていると初期反応が良くなります。一般的にはスプリングが硬い方が反応は良いと言われています。いわゆる、よりダイレクト感が強まるわけです。
 トレッドの項目で重心の話もしましたが、こしがないと感じれば前後バランスをそのままにプリロードをかけることによってかなり印象が変わってきます。
初期反応 その2
 初期反応ってのは単純に言えば、ステアリング・レスポンスに関わる重要な項目で、ある種セッティングの中でも車の印象がかなり変わって感じる部分です。
 細かいプリロードで煮詰める事をお勧めしちゃいます。
中間反応 その1
 一般道や峠では初期のレスポンスが重要ですが、サーキットでは初期から中間にかけての荷重の移動がかなり重要なファクターになってきます。
 これはブレーキの効き具合やはっかり言って腕の差が出てくる部分ですが、スプリングやプリが硬すぎると、荷重の移動が難しくなります。
 ただし、やわか過ぎてもグリップが足りなくなってしまうと思います。
中間反応 その2
 よって、初期のレスポンスが好みの段階が見つかれば、荷重の移動が自分に合うように、リアを上げたり、下げたりして、それを探すのが中域の一番面白い部分です。
 ただし、車速でも、グリップの違いによっても変わってくる部分です。
中間反応 その3
 ここで問題なのが、荷重の移動がしやすくなる分、リアのグリップが落ちる傾向に向かう可能性もままあります。
 ここで両立出来る部分が探せれば最高です。
後半反応 その1
 さて、立ち上がりに関わる部分ですが、ここがある種難しい部分です。
 理由はある程度柔らかい方がリアが逃げてくれます。トレッドの項目で書いたのと同じですが、変にフロントが踏ん張ってグリップがあるよりも多少は逃げてくれたほうがアンダーで早めに踏み込む事が出来ます。
 ただし、アンダー過ぎても踏めないし、逆にフロントが勝ちすぎても踏めません。
まとめ
 最初から最後まで完璧なんて無理だと思います。もちろん乗り心地もある程度は重要なファクターです。
 自分の妥協点を探すことも重要だと思います。
 サスのセッティングが煮詰まってきた場合は補強系やスペーサーが有効になってきたりもします。

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